資産運用はなぜ重要なのか？

超低金利時代の到来

かつての日本は、1960年代から70年初頭にかけての高度経済成長期、1980年代後期から90年中頃のバブル経済期と呼ばれた好景気の時代がありました。

この時代は、高金利のおかげで、お金を金融機関に預けているだけで、自然とお金を増やすことができました。しかし、バブル経済が崩壊後は、住宅価格などが急落したことで、大量の不良債権が増える事態になりました。

これにより、多くの金融機関が破綻に追い込まれ、日銀は金融機関にお金を預けてもほとんど金利による恩恵が受けられない「ゼロ金利政策」を行いました。そのため、現代においては銀行預金だけでは資産を増やすことが困難な状況です。

変化する年金制度

近年は、少子高齢化とともに年金制度は大きく変わってきています。年金制度は、基本的に働く世代の方が納めたお金を、年金受給世代の方に渡す仕組みのため、働く世代が減少している現代は、当然その仕組み自体を維持することが困難な状況です。

政府は、年金支給開始年齢を引き上げることを検討しているため、今後も年金制度は大きく変化する可能性があります。